どんなに自信があっても、味だけで勝負するのはなかなか難しいのです。

「やっぱり料理は、味がいちばん大事!」

そう思われる方、
きっとたくさんいらっしゃいますよね。
私も、もちろんそう思います。

心を込めて作った美味しいお料理は
何よりの幸せです!

でも、
もしその「美味しさ」が
相手に半分も伝わっていなかったとしたら…?
少し、悲しい気持ちになりませんか。

 

こんにちは。
埼玉県川口市(東川口)の「食と暮らしを愉しむ教室」
テーブルコーディネーターの中江利会子です。

 

実は
どんなに美味しいお料理も
見た目がいまいちだと
その魅力が十分に伝わらないことがあるんです。

よく言われることですが
人が「美味しそう!」と感じる時
その判断材料のなんと87%が視覚からの情報です。

つまり私たちは
舌で味わうよりずっと前に
目でその美味しさを味わっているのですよね。

 

「そうは言っても、毎日食卓の見た目まで気にする余裕なんて…」
その気持ち、とってもよく分かります。

でも、
レッスンで実習してもらうのですが
コンビニのお惣菜でのランチテーブル

 

パックからお気に入りのお皿に移して
テーブルを少しだけ整える。

たったそれだけで
なんだかとても丁寧に作られた
温かいおうちごはんに見えませんか?

きっと、パックのまま食べる時とは
味の感じ方まで変わってくるはずです。

これは
デザートの時間でも同じことが言えます。

 

プラスチックの容器に入っていた抹茶ババロアも、
ガラスの器に盛り付けるだけで
まるでおしゃれなカフェの一皿に・・・
見えませんか?

隣に温かい紅茶を淹れれば
いつものおやつが
自分を大切にするための特別な時間へと変わります。

 

先日の紀の善の抹茶ババロアも
このパッケージのまま食べるより↑

こうして
お皿に盛り付けて
好きなお茶と一緒に食べる方が
ずっと美味しそうに見えるし
特別なお茶時間になりますよね。

 

私がお伝えしたいのは
特別な日のご馳走の話ではありません。

大変な日も
疲れている日も
私たちの日常に寄り添ってくれる
こんないつものごはんの話。

料理を頑張らなくても大丈夫。

コンビニのお惣菜だって
冷凍食品だっていいんです。

その一品を
どんな器に、どんな風に盛り付けるか。

ほんの少し「見た目」を意識するだけで
食卓は驚くほど豊かになります。

それが
テーブルコーディネートの楽しさであり
一番の魅力なのかもしれませんね。